玉川大学脳科学研究所では、脳科学研究を志す学部学生、大学院生、若手研究者を対象に、研究手法の基礎と応用を実習で学ぶトレーニングコースを毎年、開催しております。本研究所所属の研究者を講師とし、また本学の研究施設を活用して、脳科学の研究手法の基礎と応用を実習と討論で学びます。 脳科学に興味と意欲を持つ皆さんの積極的なご参加を、心よりお待ち申し上げます。
日程: | 2024年6月27日〜29日 | ||||||||
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会場: | 玉川大学脳科学研究所 | ||||||||
応募締切: | 応募を締め切りました。 | ||||||||
審査方法: | 応募者多数の場合、応募情報をもとに書類審査します。 [受講者の選考について] | ||||||||
実習コース: | 受講者は下記のコースのうち1つを受講します。 |
げっ歯類を用いた脳システム研究法コース
<田中康裕・青木亮・杉本翔哉>定員6名
ラットを用いた神経回路研究について講義・見学・実習を通して学びます。特に動物からの細胞外記録(Neuropixels電極)やイメージングによる神経細胞活動の記録、および、記録された信号の前処理をダイジェスト的に扱います。
霊長類の行動・神経科学実習コース
<鮫島和行・武井智彦・小口峰樹・坂上雅道> 定員6名
霊長類からの細胞外記録法、遺伝子操作によるイメージング技術と神経操作技術、脳のデコーディング技術、運動制御解析のための神経・筋活動計測、計算論的モデルによる神経解析手法などを学びます。
ヒトのfMRI基礎実習コース
<松田哲也・松元健二・田中大貴・金城卓司>定員6名
参加者が被験者となって、安静時脳活動やタスク関連脳活動等のMRI撮像を行います。その後、MRI画像の解析法について解説しながら、解析の実習を行います。本コースを受講することで、MRI実験の実験、解析を一通り体験することができます。
社会科学実験手法コース
<高岸治人・田中大貴> 定員4名
ヒト社会性に重要な役割を果たすオキシトシンを唾液から測定する方法(ELISA)、および社会科学実験用プログラム(oTree)を用いて経済ゲーム実験のプログラムを作成する方法について学びます。
赤ちゃん研究実習コース
<岩田恵子・佐藤由紀・佐治量哉・梶川祥世>定員4名
自然な親子の場面からインタラクションの構造と発達をマルチスケールにどのように読み解くか、動画解析ツールELANを使った解析方法を中心に複数の手法を学びます。
VRを活用したロボット実験実習コース
<稲邑哲也・水地良明・武藤ゆみ子> 定員4名
バーチャルリアリティ(VR)デバイスを用いたロボットの遠隔操作や、人間アバターにログインしてロボットとの対話を行う実験系を構築し、ロボット・人の行動の履歴を記録・分析する手法について実習を行います。
共通イベント: | 受講者全員が対象となるイベントです。 |
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Jam Session ~分野を越えて思考の調和を奏でよう~
<酒井裕>(全受講者対象)
分野を越えた共通のテーマで、さまざまな分野の人とグループ討論します。ラボツアー(大学院オープンキャンパス併催)
(希望者対象)
受講コースとは無関係に、脳科学研究所の研究施設を見学するツアーを一つ選んで参加できます。 また、個別に脳科学研究科の教員と面談することができます。お問い合わせ: | 玉川大学脳科学トレーニングコース事務局 neurocourse@tamagawa.ac.jp |
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主催: | 玉川大学脳科学研究所 |
共催: | 玉川大学大学院脳科学研究科 |