脳は素晴らしい学習機械です。まだコンピュータが実現できていない動物の脳の素晴らしさを探り、紐解いていくために研究しています。動物の学習行動の計算論から、神経シナプスの学習原理まで、様々なレベルからアプローチしながら、最終的に統一的な理解につながることを目指しています。
居室: | 研究センター棟 3F | |
専門: | 神経計算論、学習行動、強化学習、神経系の情報表現、確率過程 | |
指導: |
脳科学研究科 【修士(工学)・修士(学術)】 【博士(工学)・博士(学術)】 | |
(進学や学費補助などお気軽にご相談ください) | ||
業績: | [Resarchmap] | |
略歴: | 1995.3 | 京都大学 理学部 卒 |
2000.3 | 博士(理学)京大 理 物理 (蔵本由紀 教授,篠本滋 助教授) | |
2000.4 | 埼玉大 工 助手(吉澤修治 教授) | |
2004.4 | 玉川大 工 助教授 | |
2007.4 | 玉川大 脳科学研究所 准教授 | |
2013.4 | 玉川大 脳科学研究所 教授 | |
活動: | オータムスクールASCONE運営 | |
姿勢: | 『夢のために必要な手段。手段が目的になっても生きていけるが、夢を実現することはできない。』 | ||
『「学習行動主義」のススメ』 | |||
理論と実験が協調するための3ヶ条:
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沖津 健吾 (OKITSU Kengo)
テーマ:学習行動の計算論
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計算論の研究が成功する瞬間は突如として訪れ、こつこつと積み重ねれば必ずたどり着くようなものではありません。 そのため、様々な糸口を探し、たくさんの問題意識を常に頭の中に入れています。 既にある程度の成功が得られているテーマから、ほとんどお手上げ状態のテーマまで多数のテーマを同時進行しています。
上の白黒の画像に映っているものが何か、わかるだろうか。きっとわかる人が何割かいるだろう。よく考えると、その難しさは想像を絶する。
日常の行動選択であっても、膨大な知覚情報に曝されながら必要な情報を抽出し、膨大な記憶の中から重要な経験を思い起こし、膨大な可能性のある行動の中から、1つの行動を選ぶ、という行為をいとも簡単に行っているのである。脳は一体どのようにして、こんな情報処理を実現しているのだろうか?